「その男、はかりしれず」という本を読んだ。

私は神奈川県川崎市の小学校に通ったので、彼の存在は社会の授業で習った。

浅野総一郎。

京浜運河をつくった実業家。

そして、私の母校、浅野学園の創設者。

官営事業の民間への払い下げ、政商の殿様商売、格差拡大、旧体制と新体制のせめぎあいetc

今の世相と通じるものが多い。

テクニカル分析で景気循環を語る時に、人間の精神的・心理的作用が相対的には世代を通して一定で変化がない、という仮説が出てくる。

本当にそうなのだな、と改めて考えた。