『野菜が壊れる』という本を読んだ。”野菜は壊れた”という内容。

戦後、工業製品のような体制で生産されてきた農作物も家畜も、生態として不自然で、人体にも有害だとする仮説。国産野菜は安心で安全とする常識は間違っている、という主旨。

個人的には、妥当な結論だと思う。

理系の研究に携わった経験から言うと、あらゆる結論は仮説でしかなく、検証に足る事実を統計的に有意なだけ集められるかどうか、だけ。仮説は推測に過ぎない。また事実を取捨選択すれば、意図した仮説を導くこともできる。

情報の受け取り手は、仮説を鵜呑みにするのではなく、事実を自分なりに解釈する習慣が必要。

そして、アイドリングストップもそうだが、情報を周知する立場にある人は、伝える内容が仮説なのか、事実なのかを踏まえて伝え方を考えて欲しい。

『野菜が壊れる』、cam 〔カム〕の本棚にあるので、ご興味ある方は読んでみてください。
ご購入は >>